- 1 わたしがコロナ禍の最中、インドMP州のド田舎で、経験した騒音公害についてのお話
- 2 騒音公害についての最高裁からの判決は18年前から出ていた
- 3 現状、カースト制度はびこる田舎ではほとんどの人が泣き寝入りしている
- 4 A story about the noise pollution I experienced in the countryside of MP State, India during the corona wreck
- 5 Supreme Court ruling on noise pollution has been out for 18 years
- 6 In the current situation, most people in the countryside where the caste system is rampant are crying and falling asleep.
わたしがコロナ禍の最中、インドMP州のド田舎で、経験した騒音公害についてのお話
わたしは数年前から、ほんの2か月ほど、そこに滞在したことがあるが、記憶では寺院からの宗教歌によって苦しんだ覚えはあまりなかった。しかし、コロナ禍では、寺院からの宗教歌による騒音公害が、みるみるうちにひどくなっていった。彼らは拡声器を使って、神にささげる歌を歌うようになった。その音は村中はおろか周囲の田畑にも鳴り響いている。初めのうち、それは一定の期間、何かのイベントがあるときに、2週間ほど続くことがあったが、一日のうち、2時間くらいで終了していた。
だが、コロナ禍の経済破綻のせいか、それは一晩中、数か月も続くことになった。そして友人の話では2023年2月の現在では24時間続いているという。そして日中は音が低くなるものの、夜中は大音量だという。音源となる寺院は、アシュラムから徒歩20分ほどの場所にある。
あまりにひどい状態であったため、わたしはAmazon Indで3千個ほどの耳栓をオーダーし、ほとんどの村人の家をまわり、家族の人数分を手渡した。
現地の村人の話では、その宗教歌を歌うことによって、寺院に収入が入るとのことだった。元締めの寺院からと、その歌を宛てて歌われている村人から支払われるお金だ。また、全く関係ない村人からも徴収されているということだった。
次回、インドに行くまでにはなんとか、節度ある状態になってほしいと願っている。
騒音公害についての最高裁からの判決は18年前から出ていた
2005年の 裁判所の判決はこうだ。ーー
〇騒音は、市民が平和に暮らし、強制的な聴衆から身を守るという基本的権利を妨害します…私たちはいかなる宗教や宗教的慣習にも関心がありません。私たちは、騒音公害や強制的な聴衆から身を守る市民と国民の基本的権利にのみ関心があります
〇自分の敷地内でさえ、自分の境内を越えて移動し、隣人や他の人に迷惑をかける騒音を発生させる権利を主張することはできない
〇拡声器の助けを借りてスピーチの音を増幅することによってノイズを作成する基本的な権利を主張することはできません
現状、カースト制度はびこる田舎ではほとんどの人が泣き寝入りしている
インドのカースト制度によって、得をしている人はまだまだ存在する。そして逆もまた真なりで、人生をカースト制度の犠牲者として過ごしている人もいる。寺院で我が物顔で、好き放題に騒音を垂れ流し、さらに周囲からお金をもらっている人々は、自分がしていることを理解していない。
何度か、わたしは警察に通報し、注意を促してもらったが、警察も最下層の使い走りを寺院に行かせるので、結局追い払われている始末だ。